B ものづくりの町 高岡とは

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B ものづくりの町 高岡とは

次の映像が展開します。
瑞龍寺→古城公園(遊覧船)→金屋町(金屋町楽市→弥栄節→オイの天井)→山町(重要伝統的建造物群保存地区、重要文化財 菅野家住宅(木舟町))→武人文様彫金大香炉(高岡市美術館蔵)→御車山→高岡大仏

高岡山瑞龍寺そして前田利長と前田利常

656_6135_01.pct瑞龍寺の美しさを今までとは違った視点で捉えたい。
瑞龍寺の回廊の内側もさることながら、今回はその外側にある空間の中で趣のある姿に接することができました。
それはまるで同寺の関係者の素朴な優しさに通じる風景のように感じられました。
(同寺については 瑞龍寺のホームページ を参照下さい)


SQ On_edit04all 000135;00.jpg大茶道の近くに池があることはご存じの人も多いでしょう。回廊を前にして、今は見えない、だからこそ回廊の向こう(内側)の世界を覗いてみたい。
お寺からのご許可を得て高所作業車を持ち込み撮影したのはそういう思いからでした。そのカットが左の画像とトップ画像(上)の伽藍の様子です。



SQ On_edit04all 000151;28.jpgここでのナレーションは、
N「国宝 瑞龍寺。加賀藩 百二十万石の二代藩主 前田利長の菩提を弔うため三代藩主 前田利常が建てた寺です。」

ところで、ちょっと意外だったことがあります。
前田利常の銅像が高岡にないのです。銅像の町たかおかに!(戦時中の金属供出でしょうか?)
今回使用した画像は、小松市で撮影したものです。
(例えば、戦国武将の足跡 前田利常の銅像(小松城)を参照下さい)

ずっと鋳物の町の 金屋町(かなやまち)

SQ On_edit04all 000202;16.jpg高岡古城公園かつての高岡城、今の高岡古城公園を一目(ワンカット)で言い当てられる場所……それを見つけるのはなかなかの難題です。では目を見張る場所は……それならあちこちにあります。

今回の取材で私たち撮影班のお気に入りに加わったのは、遊覧船から見た城の緑と市街地間に広がる空間(壕)でした。
地図では城の西側、文字「高岡城跡」の西北側の壕での撮影です。一方通行の道路で歩き見るのとはずいぶん感じが違います。水面を隔てた柳とその向こうに見える家並みがとても青空に映えていました。
(例えば、高岡古城公園 を参照下さい)

下図左、白い矢印の下の緑が高岡古城公園です。右の画の奥に見える山が二上山(ふたがみやま)、手前の川は千保川(せんぼがわ)です。そして川に沿って形成された町並みが金屋町です。
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SQ On_edit04all 000231;23.jpg以上の絵柄に次のナレーションを挿入しました。

N「今から400年ほど前、高岡に城を築く一方、
利長は各地から商人や職人を呼び寄せ
土地を与え 高岡の地に住まわせました。」
N「その一つ、
千保川に沿って出来た鋳物の町が金屋町です。」
N「ここには伝統の香りが今も漂っています。」


金屋町:http://www.senmaike.net/kanaya/
金屋町楽市:http://www.kanaya-rakuichi.jp/

SQ On_edit04all 000244;16.jpg弥栄節(御印祭)
N「何代にも亘って守られてきたものを大切に思う人たちがいます。」
N「太い梁を組み合わせた頑丈な造り。」

今年(2010年)の弥栄節を中心にまとめたビデオ
「弥栄節が聞こえる ものづくりの町 金屋町」(3分24秒)をYouTubeにアップロードしています。

山町(やまちょう)

山町のシーンは次のコメントではじまります。
YT1003_101102-01.jpgN「こうした檀那衆のこだわりを後押ししたのは
江戸時代以来の "ものづくりと経済" の発展でした。」
N「利長が目指した商工業の町・高岡を
利常は、新たに蔵や問屋を設け
物資の行き来を充実させることで実現していきました。」
N「明治になると、
米相場を扱う米穀取引所を設立し
綿や布、肥料などの会社を作り、銀行を 次々と 起こしていった高岡商人。」

N「その中に、これまでにはなかった
お客の要望をくみ取り 職人をリードする銅器商人が現れました。彼らこそ、金沢の職人を雇い入れその高度な技術を取り入れて世界に高岡銅器を知らしめた人たちです。」

以下、補足説明は改めて。
関係する画像とナレーションコメントを掲載します。
(山町については、例えば山町筋の紹介を参照下さい。)


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N「毎年5月1日に山町から繰り出す御車山。」

N「伝統工芸の粋を集めた"この山を"、
高岡商人は、その経済力と誇りをかけて守り続けてきたのです。」


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N「明治44年4月、
高岡大仏のお顔の鋳造が終わりました。」

N「大仏さんの一部になった金(かね)のタライや 鏡に キセル……、
今も、高岡市民の願いを 優しい眼差しで見つめています。」