C 高岡の交通そして流通

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C 高岡の交通そして流通

実はこのシーン、「高岡の交通そして流通」などと大見得を晴れる内容では決してありません。
高岡に迫り来る新幹線を迎え入れるにあたり、「馬下げ」や「川下げ」といった鉄道以前の交通運輸にも、また西山丘陵という遺跡の宝庫にも、少しでも注意を向けてもらいたいという考えから構成したものです。
勿論、その西山丘陵に通じる古代の北陸道をやってきた大伴家持という有名人を登場させないわけにはいきません。

新幹線とイオンモール高岡

SQ On_edit04all 000507;00.jpg庄川を渡る新幹線、向こう岸が高岡です打ち合わせの席で、新幹線のことを黒船と呼ぶ方がいました。果たして新幹線は、人びとを震撼させ、またその背後にある巨像に興奮させた黒船に見立てることができるのでしょうか。
そこで参考になりそうなのがイオンモール高岡です。
居住するわけではありませんから本来の「町」ではないはずです。しかし、近年失いかけている賑わいや若々しさ、団欒すらこの「町」から感じ取ることができるのです、と言うよりここに求めて集まっているように見えるのですが、いかがでしょう。

ナレーションは以下の通り。
N「庄川を越えて高岡の町に迫るものがあります。……新幹線です。」
N「交通の発達が町を生み、町を変えてきました。」
N「すでに、新幹線に伴う斬新な町づくりが始まっています。」
N「新幹線の駅はここに。その脇で、新幹線と交差するのが城端線です。」
(高岡と新幹線については、例えば「駅周辺・新幹線対策課のページ」など参照下さい)


SQ On_edit04all 000525;23.jpgSQ On_edit04all 000600;05.jpg新幹線と直交することになる城端線。新高岡駅(仮称)で連絡するのでしょう


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ここでのナレーションは、
N「交通機関が未発達だった頃、米をはじめとする物資は、陸路では馬の背を借り、川の流れを利用して運んでいました。」としています。

この「馬下げ川下げ 再現ウォーキング」は平成20年(2008年)9月27日に、「馬下げ・川下げ」実行委員会の主催で実施されたイベントです。

「戸出御蔵跡から吉久御蔵跡まで、馬の背にあるいは川舟に米俵を積んで運ぶ様子がおよそ140年ぶりに再現され、映像記録が実施されました。」とのこと。実は高岡を記録する会で10分ほどのビデオにまとめています。近いうちに公開の予定です。

SQ On_edit04all 000620;16.jpg馬の背に米俵を乗せて歩きますSQ On_edit04all 000625;01.jpg目指すは二上山(実際には吉久です)


SQ On_edit04all 000628;25.jpg二上山
さして高くもない二上山ですが、高岡のどこからでもそれと分かるランドマークになっています。
不思議なのは、正式(?)には「ふたがみやま」と読むのでしょうが、誰もが「ふたがみさん」と口にすることです。
やはり親しみからなのでしょうか。そう言えば、大仏さんと向き合うお山が二上山(ふたがみさん?)です。

朗唱の会と大伴家持

SQ On_edit04all 000638;01.jpgN「二上山の向こう、伏木の港を目指して。」
N「(玉櫛笥(たまくしげ))二上山に鳴く鳥の 声の恋しき 時は来にけり」(万葉集より)
N「奈良の都の二上山(にじょうざん)を懐かしみ、万葉集に二上山(ふたがみやま)を歌った人がいます。」
N「天平の時代に、国府のある伏木へ、古代の北陸道をやってきた 大伴家持です。」
N「その道のりは、
二上山から連なる西山丘陵にありました。」
N「今、その西山丘陵に沿って能越自動車道が走ります。」

高岡万葉まつりのメインの行事である「万葉集全20巻朗唱の会」も今年(平成22年=2010年)で21回目になるそうです。
筆者も例年、高岡大仏のある大仏寺で毎朝般若心経を唱える会「あけぼの会」の皆さんと参加しています。
(例えば 高岡万葉まつり を参照下さい)


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この歌碑は高岡市立万葉小学校で撮影させていただきました。その理由は、一つには非常に読みやすく丁寧な書に見えたこと、それと何と言っても校名が万葉小学校だったからです!
二上山の麓にあるとてもいい雰囲気の学校でした。

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大伴家持の像は、二上山の山中を抜ける 二上山万葉ライン 沿いにあります。
大伴家持にしても、とにかく万葉集のことでしたら、略称「万歴」、高岡市万葉歴史館 へどうぞ。